非暴力のマリファナ容疑で31年服役した71歳男性が釈放
フロリダ州出身の71歳のリチャード・デリシ氏は、大麻関連の罪で31年間服役した後、今週の火曜日にパームビーチ郡のサウスベイ矯正・リハビリ施設から釈放されました。
釈放後のインタビューで今後の計画について尋ねられると、地元のレストラン「ラスティック・イン」でカニを食べてお祝いすると答えました。 なかなか贅沢な“マンチーズ”ですね。
デリシ氏が90年の禁錮刑を言い渡された理由は1988年、兄テッド氏と共に覆面捜査で摘発され、コロンビアからフロリダへ大麻を輸送していたことが発覚し、組織犯罪・大麻密輸・共謀に問われたためでした。

幸運にも、ラスト・プリズナー・プロジェクトとプロボノ弁護士(無料法的支援を提供)、ジャスター、マイケル・ミナーディ、エリザベス・ブキャナンらの協力により、リチャード・デリシ氏は本来の釈放予定日よりほぼ60年早く釈放されることとなりました。
ラスト・プリズナー・プロジェクトは、弁護士、活動家、政策専門家からなる非営利団体で、非暴力的な大麻関連の罪で服役中の囚人の早期釈放を支援することを目的としています。
しかし、フロリダ州矯正局によると、デリシ氏の釈放は第三者の介入によるものではなく、記録を再調査した結果、服役期間の一部が反映されていなかったことが判明し、それによる早期釈放だったとのことです。
「家族や愛する人たちともうすぐ一緒に過ごせると思うと、本当に素晴らしい気持ちです」と新たな釈放日が発表された先月、リチャード氏は法的チームに語りました。
釈放までの間、リチャード氏とテッド・デリシ氏の兄弟は、非暴力の大麻犯罪で全米で最も長期服役していた2人の受刑者とされていました。
しかし兄テッド氏は、共謀の有罪判決を控訴し成功したことで、2013年に同じ刑務所から釈放されています。一方その時点でも、リチャード氏の控訴は却下されていました。
また指摘しておきたいのは、デニス・マロニー判事による90年もの禁錮刑は、司法ガイドラインの推奨を大きく超えていると見なされている点です。
“自分にされたことは本当に理不尽でした。同じ境遇にある他の人の助けになりたいです。”とリチャード氏は語りました。
何の正当な理由もなく、人の人生の多くの時間が無駄にされてしまったことは悲しい事実です。今さら理由を述べられても彼が失った時間は戻りません。
しかし、デリシ氏が決して暴力的な反応を示さなかったことは驚くことではありません。釈放前も釈放後もそうで、むしろご家族と再会し、31年ぶりに一緒に休日を過ごせることを素直に喜んでいるようです。
これからデリシ氏は、5人の孫に初めて会い、2人の子供とも再会することになります。
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