タイで大麻を栽培する際の特徴

22 6月 2023
タイで大麻を栽培するメリットや直面する課題、その克服方法について詳しく学びましょう!
22 6月 2023
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タイで大麻を栽培する際の特徴

目次:
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  • 1. 法的側面
  • 2. タイで大麻を栽培する特徴
  • 3. タイの気候地域
  • 4. 栽培スペースの種類
  • 4. a. 温室
  • 4. b. 屋外
  • 4. c. 屋内
  • 4. d. まとめ
  • 5. 収穫後の工程
  • 5. a. 乾燥プロセス
  • 5. b. キュアリングプロセス

2018年、タイは医療用大麻を合法化したアジア初の国となり、2022年からはタイ食品医薬品局によって大麻の所持・栽培・流通・消費・販売が正式に合法化されました。これにより、タイの市民はフェミナイズドシードを自宅で育てることが可能となりました。では、店で買ったバッズを吸うより、自宅で格安に最高品質のバッズを無限に楽しめるなら、そのほうが断然良いですよね?

大麻栽培の世界にチャレンジしたい方は、タイでの発芽から収穫までの全特徴についてぜひ読んでみてください。

法的側面

上で述べた通り、タイ(通称・微笑みの国)は2018年にアジアで初めて医療用大麻の消費を合法化し、さらに2022年には大麻を完全に合法化しました。これはタイの市民が以下のことを合法的に行えることを意味します:

  • プライベートな場所での大麻消費;
  • 医師による医療用大麻の処方;
  • ライセンスを持つショップでの大麻購入;
  • 自宅での個人消費用大麻の栽培。

2022年4月には、すでに大麻ディスペンサリー(販売店)がオープンし、タイの人々が合法的に店に入って大麻を購入できるようになりました。もちろん、自分で大麻を育てて個人で消費することも可能です。実際、現在は同時に育てられる株数に制限はありませんが、今後変更される可能性もあります。自分で育てる方が圧倒的に安く、品質も間違いありません。少し勉強するだけで育てられるので、チャレンジしてみましょう。

Features of growing cannabis in Thailand: Legal aspects

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タイで大麻を栽培する特徴

タイは世界でも有数の生物多様性を誇る国で、緑豊かな熱帯気候と肥沃な土壌が大麻栽培に最適です。高温・多雨という熱帯性気候は屋外栽培に最適な条件を提供してくれますが、それでも挑戦すべき課題はあり、とりわけ雨季の高湿度はカビの発生リスクが高い点が注意点です。そのため、屋内・屋外・温室栽培のどれを選択する場合でも考慮すべき点があります。

タイの気候地域

どこで(屋内か屋外か温室か)栽培するかを決める前に考慮すべき点がいくつかあります。その中でも重要なのが現在の気候条件を把握することです。場所によって投資額も大きく変わるため、現地の条件を正しく知ることが重要です。

タイには6つの気象地域(北部、北東部、中央部、東部、南部東海岸、南部西海岸)があり、それぞれ少しずつ気候が異なりますが、どの地域も高温多湿であることは共通しています。以下の表がタイの平均気候を示しています:

Features of growing cannabis in Thailand: Average weather conditions

タイの月別平均気候条件
 

ご覧のように、タイの気候は非常に暑く湿度が高い(いわゆる熱帯性)。それを踏まえたうえで、大麻栽培の理想的な条件と比較しましょう。下記の表は商業栽培における理想条件ですが、家庭栽培ではもっと緩やかな範囲でも十分結果が出ます。

家庭栽培では、気温が15〜25℃、湿度が40〜70%の範囲であれば良い結果が得られます。ただし、暑い日や湿度の高い日は対策を取ることが大切です。つまり、屋内・屋外・温室のどの方法を選ぶかはご自身の地域の気候条件や、理想にどこまで近づけたいかで決めましょう。

Features of growing cannabis in Thailand: Perfect conditions for cannabis

大麻栽培の理想的な条件
 

現地の気候を知り、栽培の目標を明確にすることで、最適な栽培場所を決めやすくなります。ただし、その前に最も重要な「遺伝子=ストレイン」についてお話ししましょう。ストレインの選択は気候に合わせて決めるべきです。

遺伝子(ストレイン)

最適な遺伝子(ストレイン)で始めることは必須です。なぜなら、条件が完璧でも品質が悪い種だと本来の能力を発揮できないからです。

タイで大麻を栽培する場合、オートフラワーやファストフラワーのストレインが最適です。これらは収穫までの期間が短く、特にサティバ主体のハイブリッドはタイの高温多湿な気候でもカビに強く、高い耐性があります。熱帯で適応してきた特徴で、ノード間が広く、葉が薄いため湿度にも強くなっています。

屋内・屋外・温室のいずれで栽培しても、優れた種を選べば無駄なく最大限にストレインのポテンシャルを引き出せます。

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栽培スペースの種類

温室

温室は屋内・屋外両方のメリットを兼ね備えた栽培環境です。タイの熱帯気候にはとても適しており、特に栄養成長期に最適な環境を作り出せます。ただし、湿度が高いため開花期にはカビ対策としてしっかり換気(十分な循環ファン)が必須です。

タイで温室栽培するメリット

  • ある程度の環境コントロール:温室の最大のメリットは、温度・湿度・光量など栽培環境をある程度調整できることです。外気に左右されつつも、最適条件に近づけやすく、タイ特有の高湿度や光サイクルの調整も可能です。
  • 害虫・病気からの保護:温室は物理的なバリアとなるため、害虫や病気リスクを大幅に減らせます。タイでは高温でケムシなど害虫が多いため特に有効です。また、白カビやボトリティス(カビの一種)なども防ぎやすくなります。

Features of growing cannabis in Thailand: Greenhouses

温室は屋内と屋外のハイブリッド的存在
  

  • 通年栽培:温室を使えば、雨季や猛暑・嵐による過湿から守り、天候に左右されず通年で大麻を栽培できます。これにより生産量が安定し、収量の最大化につながります。
  • 資源の有効活用:自然光を活用できるので、人工照明が不要または少なくすみ、電気代や水の節約にもつながります。ドリップ灌漑など効率よい給水も可能です。
  • 拡張性:需要が増えた場合でも、温室を増設することで簡単に生産能力を上げられます。

タイの温室栽培における課題

  • 気候コントロール:温室でも完全に環境制御はできず、タイの熱帯気候では高温多湿になりやすく熱ストレスやカビ・白カビのリスクがあります。十分な換気・除湿・温度管理システム投資が必要不可欠です。
  • 害虫・病気対策:温室は外部からの害虫防止には効果的ですが、対策を怠ると内部での被害拡大リスクが急増します。定期的な点検とIPM(統合的害虫管理)が必須です。

  • エネルギーコスト:天候や開花サイクル調整のため補助照明が必要になることもあり、電気代がかさむ場合があります。
  • 初期投資:温室の設置・環境制御システムの導入には高い初期費用がかかる場合があります。
  • 知識:温室栽培には技術やノウハウが必要で、常に学びとアップデートが求められます。

Challenges of growing weed in Greenhouses in Thailand

タイの温室栽培における課題

課題克服のためには?

タイで温室を使って大麻を育てるなら、計画と継続的な学習が不可欠です。最適な生育環境を整えるために、必要に応じて気候制御設備やセンサーに投資しましょう。

またIPM(統合的害虫管理)や定期的な観察・防除も重要です。週に1~2回の農薬散布を施肥スケジュールに組み込むなどして、病害虫を防止しましょう。

屋外

屋外栽培は屋内とは真逆で、植物が自然環境に直接さらされます。タイの栽培者は恵まれた温暖な気候があるため、寒さや雪などは気にしなくて良いのが大きなメリットです。

Features of growing cannabis in Thailand: Outdoors

屋外では植物はそのまま自然条件にさらされます
 

タイの気候は成長期に最適ですが、開花期には特に雨季にカビ発生リスクが高まる点に注意が必要です。特に大きく密度の高い花を付けるストレインでは注意しましょう。

タイで屋外栽培するメリット

  • 初期コストが低い:自然の光・水・空気を活用できるため、栽培設備がほぼ不要。運用コストも小さく抑えられます。
  • 気候:温暖多湿なタイは大麻の屋外栽培に最適ですが、降雨量が多いと過湿やカビの原因になる場合もあります。地域ごとに適したストレインを選ぶことが大切です。
  • 太陽光と光サイクル:大麻には豊富なスペクトルの光が不可欠です。フォトペリオド(光周期)種は成長期には18/6、開花期には12/12サイクルが必要になります。

タイは赤道に近いため、年間を通じて太陽光が約12時間続きます。これはフォトペリオド種には理想的とはいえず、オートフラワー種なら光周期に左右されないので問題ありません。

タイで屋外栽培する際の課題

  • 気候変動:基本的には好条件ですが、地域や天候の変化で大雨・嵐・異常気象などリスクがあります。管理と対策が重要です。
  • 高湿度とカビ:湿度が高いため、カビや灰色カビ、バドロット(花腐れ症)などが発生しやすくなります。間隔を広げたり風通しを良くしたり、有機防カビ剤の活用が役立ちます。加えて、アブラムシ・ハダニ・ケムシ・スリップス(アザミウマ)なども頻繁に現れるため、定期的な点検・管理やIPMが必須です。

Challenges of growing weed Outdoors in Thailand.

タイ屋外栽培の課題

課題克服のためには?

  • ストレイン選び:タイの気候に適したストレイン(主にサティバ主体やオートフラワー)が最適です。信頼できる種子業者から購入しましょう。
  • 予防:天候の変化に備え、仮設のシェルターやシェードクロス、鉢に植えて移動できるようにするなど防除対策を行いましょう。害獣や害虫による根の食害も防げます。
  • 環境づくり:間隔を開け、下葉を間引きして風通しを良くすることでカビや害虫のリスクを軽減できます。天敵の役立つ昆虫(テントウムシ・カマキリ)などの利用や有機防除方法を組み合わせてIPMを実践しましょう。

屋内

屋内栽培は部屋・グロウテントなど密閉された空間で、自然環境を人工的に再現して育てます。タイでの屋内栽培にはエアコン・除湿機が必須です。機器を正しくセットすれば、年間を通じて高品質なバッズが安定して収穫できます。

Features of growing cannabis in Thailand: Indoors

屋内では環境コントロールが栽培者次第になるので、自然を再現できます
 

一見難しそうですが、システムが整えば外的要因に左右されることなく、常に安定した品質が得られます。

タイで屋内栽培するメリット

  • 完全な環境管理:温度・湿度・照明まで完全管理ができ、常に安定した品質で生産できます。
  • 通年栽培:屋外と違い季節に影響されず、一年中何度も収穫可能。機器の清掃・メンテナンスも大事です。
  • 害虫・病気対策:屋外よりも衛生管理がしやすく、エアのフィルタリングや機器消毒、手袋の使用で感染リスクを減らせます。ただし、発生した場合は駆除が難しくなる場合もあります。
  • セキュリティ・プライバシー:栽培を公表しなければ、プライバシーも確保しやすいです。
  • 最高品質バッズ:全てを管理できるため、常にトップクラスの大麻が育てられます。

タイで屋内栽培する課題

  • 初期投資・運用コスト:屋内栽培のセットアップには、グロウライト、エアコン、除湿機などの初期投資が必要です。さらに培地・肥料・種子・バックアップ電源も検討しましょう。

    設備だけでなく、電気代やメンテナンスの運用コストも重視してください。タイでの電気代高騰は運営上のデメリットの1つです。

Features of growing cannabis in Thailand: Indoors

電気・機器・水使用など全てを考慮することが重要です
 

  • スペース制限:屋外と異なり、屋内スペースには限りがあり、適切な設備配置も重要になります。
  • 知識と技術:屋内栽培設備には一定の知識と技術が求められます。

課題克服のためには?

  • 計画性:事前にしっかり計画を立ててコストやスペース、必要な設備を把握し、地元のショップやオンラインの動画・ガイドも活用しましょう。
  • 省エネ機器:LEDライトや省エネ機器、オートメーション気候制御の導入で電力消費とコストを削減できます。
  • 空間活用テクニック:限られたスペースでもSCROG・SOGなどのトレーニング技法や成長サイクルの短いストレインで収量アップが狙えます。

Challenges of growing weed Indoors in Thailand.

タイ屋内栽培の課題
 

まとめ

屋外・温室・屋内、それぞれのメリットと課題が分かった今、あなたに最適な方法は?

  • 屋外:まず基礎を学びたい方は、初期コストがほぼかからない屋外栽培がオススメ。ベランダでも十分栽培可能で、必要なのは鉢・種・土・肥料だけです。
  • 温室:少し投資できるなら温室も良い選択です。自然光を使い、必要時以外は設備投資も少なくて済みます。例えば湿度が高い場合のみファンや、日光不足時だけ補助照明を導入できます。
  • 屋内:初期投資を気にせずすぐ本格的に始めたい方には屋内栽培が最適です。セットアップさえ終われば、天候に影響されず安定した環境で栽培できます。

タイでは自然な昼夜サイクルが12時間ずつなので、ファストフラワリングのストレインは成長せずすぐ開花してしまう点に注意。屋外や温室なら光周期に左右されないオートフラワー種がオススメです。屋内では光サイクルも完全にコントロールできるので、どちらも選択できます。

収穫後の工程

良い環境と遺伝子を用意しただけではなく、最高品質の収穫を得るためには乾燥・キュアリングの工程も完璧に行う必要があります。

Features of growing cannabis in Thailand: Post-harvest processes

収穫後の工程は最終的な収穫品質を左右します
  

この工程が不十分だと、せっかくのバッズも干し草のような香りと味になってしまい、時間・お金・労力が無駄に。最大の香り・風味・効力を引き出すためには、さらに最低4週間のプロセスが待っています。

乾燥プロセス

乾燥工程では、フレッシュな大麻の花の水分含有量を70〜80%から10〜12%までゆっくり落とします。ゆっくり乾燥しないと品質が損なわれてしまいます。遅すぎるとカビ、速すぎると乾きすぎて味や香りが悪くなるので、下記条件を守りましょう:

  • 温度:15℃〜20℃
  • 湿度:58%〜62%

タイで乾燥させるにはエアコン・除湿機が必需品になります。乾燥には7〜21日ほど(ストレインで異なる)、通常は14〜16日で乾燥完了となります。枝が折れるのではなくパキッと曲がりつつ繊維で繋がっている、または木材水分計で10〜12%になれば、キュアリング開始のサインです。

外で乾燥する場合、適切な乾燥条件を維持できず、カンナビノイドやテルペンが劣化し収穫品質が低下するため、どうしても外しか選択肢がない場合を除き推奨しません。

キュアリングプロセス

キュアリング工程は、バッズをビンなどに移して残りの水分を全体に均等に拡散させ、クロロフィル分解を促進しつつ保存条件を最適に保ち、品質・保存性を最大化するために行います。

Features of growing cannabis in Thailand: Post-harvest processes

キュアリングはテルペン・カンナビノイド保存のために重要!
 

毎回理想的にキュアリングするには、以下のコンディションを守りましょう:

  • 温度:15℃〜20℃
  • 湿度:58%〜62%

小型のデジタル湿度計をビンの中に入れて、常に58%~62%をキープできているか確認しましょう。最初の1~2週間は頻繁にチェックし、毎日30~60分ビンのフタを開けて(バーピング)換気すると完璧な状態を維持できます。

湿度が低すぎると(58%未満)花が乾きすぎてテルペンが蒸発し香りが戻りません。逆に高すぎるとカビの原因になります。カビが発生した花は救えません。

湿度計がない場合は毎日もしくは1日2回ビンを開けて換気しましょう。1週間ほど経過したら頻度を減らし、2週間ほどバーピングしたらキュアリング完了です。

保管は必ず暗くて涼しい場所(戸棚や引き出し等)で行い、バッズの鮮度や保存性を長持ちさせましょう。 

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