ローストレス・トレーニング(LST)オートフラワーガイド
- 1. L.s.tとは?
- 2. 頂芽優勢のコントロール
- 2. a. 頂芽優勢を崩すには
- 3. ローストレス・トレーニングのやり方
- 3. a. ポイント
- 4. 適切な品種の選び方
- 5. ローストレス・トレーニング オートフラワー応用術
- 6. オートフラワーのトッピングは可能?
- 7. まとめ
適切なタイミングで、適した品種に植物のトレーニング技術を取り入れることで、キャノピーのサイズや生育構造、全体的な収穫量を大幅に増やすことができます。でも、実際に植物をトレーニングするとはどういうことなのでしょうか?この実践は初心者の栽培者には少し奇妙に感じられるかもしれません。「なぜ植物をわざわざトレーニングするのか? 自然に任せるのが一番なのでは?」と思うこともあるでしょう。しかし、カンナビスは最低限の手入れでも育てられますが、トレーニングテクニックを活用することで多くのメリットが得られ、それは習得する価値のあるスキルです。トレーニング技術にはさまざまな種類があります。
数ある方法の中で、ローストレス・トレーニングは植物への負担が少なく素晴らしい結果を生み出すテクニックです。この方法はカンナビスの成長点を優しく下にしばることで、側枝が上方向に育ち均一なキャノピーを作り出します。シンプルですが、この方法は発達中の花の周りの通気性を高め、すべてのつぼみが均等に光を浴びられるようにし、収穫量を増やします。この記事ではローストレス・トレーニングの方法、その実践手順、得られるメリット、そしてL.S.Tのおすすめコツをわかりやすく解説します。
1. L.S.Tとは?
カンナビス植物に極めて少ないストレスを与えるトレーニング手法であり、栽培者が思い通りにキャノピーの形状をコントロールできる方法を指します。ローストレス・トレーニングは非常にシンプルで多くの利点があり、必要に応じて何度でも行えます。スーパークロッピングやトッピングのようなハイストレス技術とは異なり、L.S.Tはコストもかからず、初心者にも扱いやすい方法。植物の高さを抑え、生産量も向上できます。ハイストレストレーニング技術も適切な状況では非常に効果的です。

ただし、他の方法はかなり過激です。これらの一部は枝を潰したり、茎を切ったり、丸ごと取り除くことを伴います。ご想像の通り、これは植物に大きなストレスを与え、一時的に成長が遅くなる「ストレス期」に入ることになります。
室内でのフォト期間品種は光周期を切り替えるまで無限に栄養成長を続けられるため、開花期に入る前に十分回復することができ、収穫量には影響しません。しかし、オートフラワーは種から収穫までの期間が短く、外的な光周期の変更ではなく内部の遺伝的クロックで開花します。そのためハイストレス・トレーニングは回復の時間がほとんどなく、収穫量が減ってしまうリスクが高まります。ですので、ローストレス・トレーニングはオートフラワーには最適な方法なのです。
2. 頂芽優勢のコントロール
カンナビスは本来「頂芽優勢」で成長し、中央のメインコーラと側枝を持ちます。この特性を好む栽培者も多く、自然のままに育てて大きなメインコーラを作りたい人もいます。ただし、この大きなコーラは太く密集しているためカビのリスクが高くなります。特に初心者は開花期の高湿度管理が難しいことが多いため、LSTで均一に多数の花を作ることでカビの発生を防ぎやすくなります。
L.S.Tを植物に施すことで、成長ホルモン「オーキシン」の産生が抑制され、成長エネルギーが側枝の横方向成長に使われます。これは、最終的な高さをコントロールしたい場合やスペースが限られている場合、観賞用として背の低い植物を好む場合、あるいはシー・オブ・グリーン方式で育てる場合に特に便利です。
頂芽優勢を崩すには
- 成長ホルモン「オーキシン」は植物の縦方向成長を司っています。
- オートフラワーをしばることで高さや形をコントロールできます。
- 側枝も主軸の頂点と並ぶように成長します。
- L.S.Tを施すと株全体が低く広がったブッシュ状になります。
3. ローストレス・トレーニングのやり方
L.S.Tの基本原理は、オートフラワーの一番高い箇所を曲げて、側枝と同じ高さになるようキャノピー内に倒すことです。この方法は一度行えば垂直優勢な成長を崩せ、その品種の開花が始まる頃に高さを低く保てます。

ポイント
- この技術は一度だけ施せば十分です。
- ひもや細い針金の使用が最適で、万が一の時も簡単に外せます。
- 品種によってLSTへの適応度は異なります。
- L.S.Tはオートフラワーの最初の3〜4週間に行いましょう。
4. 適切な品種の選び方
ローストレス・トレーニングやキャノピーの調整には、特に反応が良いオートフラワー品種があります。ハイブリッドやサティバ優勢で最大150cmまで伸びる品種は、しばる対象として最適。例えばオレンジシャーベット・オートは背が高く、サティバ優勢でテルペン豊富、THC24%に達し、LSTにより非常に大きな収穫量が見込めます。とはいえ、背が低くがっしりしたインディカ優勢品種も直射日光が当たりやすくなることで恩恵を受ける場合があります。Zオートは開花が速く、高収穫、複雑なテルペンプロファイルで必携です。このインディカ優勢品種は、L.S.Tを施すことで非常に大きな収穫や氷のようなパープルバッズをもたらします。
同様に、特定のオートフラワー品種へのトッピングは成長構造や最終的な高さに悪影響を及ぼす場合があるため、どのストレインがL.S.Tに合うか知っておくことで時間やスペースを節約し、収穫量アップにつながります。パープルレモネードもLST向きに生まれたおすすめストレインの一つです。
5. ローストレス・トレーニング オートフラワー応用術
1. 種子バンクがシー・オブ・グリーンやSCROG、L.S.T向きとして推奨するストレインを事前にリサーチして選びましょう。狙い通りの高さや成長構造をコントロールできるようになります。
2. 植物をしばる際は太めのひも(成長につれて茎を切らないもの)を使用しましょう。万一の時でもすぐ切って外せるものを選びましょう。

3. L.S.Tは最初の4週間に一度だけ行えば十分な効果が得られます。品種によっては全側枝をしばることでとてもブッシュ状で密な株も可能です。
4. 開花が始まってからオートフラワーをしばると、逆効果になる場合があります。屋外で背を低く育てる必要がない限り、開花期は高さを極端に抑えすぎないのがおすすめです。
5. 1本はしばり、もう1本は自然に育ててみて成長構造の違いを観察しましょう。しばった株の方が収穫量もトップバッズの数も圧倒的に多くなることに気付きます。
6. オートフラワーのトッピングは可能?
ご存知の通り、カンナビスのトッピングとは成長点の先端を切り取る方法です。このテクニックは植物を傷つける行為であり、HST(ハイストレストレーニング)と呼ばれるゆえんです。オートフラワー栽培者にとって重要なのは、ハイストレス法はオートフラワーの限られたライフサイクルで成長を1週間以上遅らせてしまうリスクがあり、正しく行わないと回復に時間がかかることです。
フォト期間種であれば栄養成長や開花を光周期で調整し、完全回復まで栄養成長を維持できます。また、何度もトッピングして側枝の発達を促すことも可能です。
対してオートフラワーは、トッピング自体は可能ですが植物の健康状態によっては成長が止まったり遅くなったりする可能性があります。わずか8週間で収穫を迎える品種もあるので、100%健康な場合のみ行いましょう。さもないと収穫量が減ったり成長が妨げられる恐れがあります。
ホルヘ・セルバンテス(共著者)による専門家の意見
オートフラワー・カンナビスにおけるLST(ローストレス・トレーニング)は、とても興味深く効果的な栽培手法です。経験豊富な栽培者かつ著者である私は、LSTがオートフラワーの成長構造や収穫量に大きな違いをもたらすことを見てきました。これはあらゆる栽培者が身につけるべき重要なスキルです。本記事はエンツォ・シラチとの共著で、LSTとその利点を詳しく解説しています。LST成功のカギは、植物構造をやさしく操り、より水平な成長を促し光の浸透・通気性を高める点にあります。このテクニックは特に成長期間の短いオートフラワーに有効で、環境改善による恩恵も大きいでしょう。
LSTで最も重要なのはタイミングです。適切な成長段階でLSTを適用することで、余計なストレスをかけずに最大の効果が得られます。本記事では、その最適なタイミングや実践方法についても大変有益な知見を提供しています。まとめると、オートフラワー栽培でLSTを完璧にマスターすれば、収穫の質・量を劇的に高めることができるのです。このガイドは、LSTの流れを一からナビゲートする指針となり、成功と満足のいく栽培体験を約束します。植物一株一株に最適なアプローチを見極めることが、その能力を最大限に引き出すための秘訣です。
7. まとめ
ローストレス・トレーニングは、アピカルドミナンス(頂芽優勢)を抑制しながら、低コストで簡単に株をがっしりブッシュ状に育てる優れた方法です。すべてのストレインが同じように効果を発揮するわけではありませんが、最適な品種を選びSCROGや剪定など他のテクニックと組み合わせれば、圧倒的な収穫量も実現可能です。ぜひオートフラワーでL.S.Tを実践し、その恩恵を手に入れてください。
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