カンナビス栽培のための光遮断テクニック

30 10月 2020
年間でより多くのサイクルを狙うアウトドア栽培者必読!
30 10月 2020
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カンナビス栽培のための光遮断テクニック

目次:
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  • 1. カンナビスのライフサイクル解説
  • 2. 光遮断とは?
  • 3. カンナビスの遮光方法
  • 4. 年2回の収穫を狙う光遮断
  • 4. a. ステップ別 光遮断テクニック
  • 4. b. 光遮断法のメリット
  • 5. 適切なライティングサイクルの維持
  • 6. 窓辺での光遮断
  • 7. 光遮断の自動化
  • 8. オートフラワー大麻
  • 9. 光遮断テクニック - faq
  • 10. まとめ

ご存知の通り、大麻の種子を屋外で栽培する場合、栽培シーズンがあり、天候に合わせて栽培サイクルを始めたり終えたりする必要があります。このシーズンは春分の初めから始まり、冬が来る前の秋の終わりに終了します。年間でより多くの収穫を目指したい方には、光遮断テクニックが有効です。光遮断とは、タープなどで植物を覆い、光と暗闇の量をコントロールすることで、年間複数回の栽培を可能にします。

1. カンナビスのライフサイクル解説

それでは本題に入る前に、サクッとサイエンスのお話から。ここにたどり着いた方はすでに大麻について詳しいかもしれませんが、もしこれからカンナビス栽培を始めるなら、カンナビス植物の一生について理解しておきましょう。カンナビスは以下の成長段階を経ます:

  • 発芽期 - 種子が殻を破り、主根を伸ばす最初のステージ。種の発芽方法はいろいろありますが、家庭栽培ではペーパータオル法がおすすめです。
  • 苗期 - 次の成長段階で、葉や茎、そして本根が形成され始めます。この時期は最もデリケートなので丁寧に扱ってください。
  • 栄養成長段階 - 苗期から開花期に入るまでの伸長期間。植物が背丈や構造を成長させる段階です。この期間はたっぷりの水と栄養素を与えて最適な成長を促しましょう。ただし与え過ぎには注意です。
  • 開花期 - 植物が成熟し、花が咲き始めます。ここが最大の見せ場で、美しいバッズができ始めます。

特に重要なのが“栄養成長期”と“開花期”で、これらのタイミングは1日の光照射時間によって決まります(オートフラワー種は例外ですが、後ほど触れます)。植物が栄養成長から開花へ切り替わるのは、受ける光の量を制限することでコントロール可能です(屋外なら1日あたり約14〜15時間以上光を浴びている間は栄養成長を続け、12時間以下になると開花へと移行します)。これは野生下でカンナビスがどのように成長するかを考えると合点がいきます。

Light deprivation: the lifecycle of a cannabis plant

 

カンナビスのライティングサイクル。
 

自然界では、春の中頃に大麻の種子が発芽し、苗へと成長します。日照時間が増加していくことで、春から夏にかけて順調に成長し、光が減り始める時期にはバッズをたっぷり作ります。それでは光遮断法との関係は?光遮断とは、屋外カンナビス栽培の際に、日照制御で「夏の終わり」をシミュレーションする手法です。特定時間帯、1日12時間きっちり植物を遮光素材で覆い、夏が終わると植物に錯覚させて開花を促します。

こうした開花の強制は、収穫管理がしやすいためアウトドア栽培者に人気です。自分のタイミングで開花できるため、収穫回数を最大化し、1シーズンで2回収穫することも可能です。あるいは、最初からオートフラワー種を選ぶのも手です。オートフラワー?その名の通り、光サイクルに関係なく自動的に開花へチェンジします。

2. 光遮断とは? 

光遮断は農業で使われるテクニックで、現在では大麻栽培でも光と暗闇をコントロールして季節変化をシミュレートします。

Light deprivation: what is light dep?

このテクニックは屋外でもライティングサイクルをコントロールできます。
 

この方法により、必要な時に植物を開花させたり、成熟までの時間を短縮することができます。つまり、屋内のように年間複数回収穫も可能です。実現には自動開閉式の温室が使われることもありますが、高価な設備がなくても自作遮光テントで十分同じメリットが得られます。

3. カンナビスの遮光方法 

光遮断を使う前に、適切な構造と資材が必要です。 

Light deprivation: blackout tent

遮光テントは基本的に暗闇を作る素材で覆われた温室です。
  

光遮断用の構造は、太陽光を完全に遮断する“遮光テント”です。これは市販でなくても、家で簡単に作れます。温室と同じく木材や金属のフレーム上にタープを掛けて使います。もっとお手軽にするなら、4本の杭を大麻の周囲に立て、タープで覆うだけもOK。でも継続使用する場合は、しっかりした温室フレームを用意し、光を通さない素材でカバーしましょう。

4. 年2回の収穫を狙う光遮断 

遮光テントを手に入れたら(または作り方が分かったら)、正しい使い方を学びましょう。このテクニックは難しくはありませんが、毎日タープの掛け外しが必要なので、そこは根気が要ります。

Light deprivation: two harvests per year

年に複数回、しっかりしたアウトドア収穫を得る最良の方法です。
 

このテクニックの基本は、アウトドアシーズンを2分割し、シーズン前半に1回、後半に1回の収穫を行うことです。具体的には春〜夏前半、次に夏中盤〜秋末まで。年間2回の収穫には下記のサイクル通りにスタート・終了を調整します:

  開始 終了
収穫 #1 春 夏中盤
収穫 #2 夏中盤 秋

まず強調したいのは、発芽と栄養成長を春の数週間前に始めて、適切な大きさになったらこのテクニックで開花を強制しましょう。2回目の作付けは、1回目を屋外に出したタイミングで室内開始しておきましょう。そうすれば最初の株が収穫される頃に丁度良いサイズに育ち、夏中盤に屋外で自動的に開花が始まります。

ステップ別 光遮断テクニック

ステップ1

まず、大麻を室内の安価なCFL照明下でスタートし、寒さの心配がなくなる春に屋外へ移しましょう。

ステップ2

遮光テントで光遮断(ライトデップ)を行い、12時間の暗闇を毎日しっかり確保しましょう。これで開花が早まります。

ステップ3

最初のバッチを屋外に出したら、同じようにCFLで2回目のバッチを室内で始めましょう。

Light deprivation: first harvest

年2回サイクルなら、最初の作で光遮断が必要です。
 

ステップ4

1回目のバッチは夏中盤ごろに収穫しましょう。この時点で植物は完全に熟しているはずです。

ステップ5

2回目のバッチを屋外に出し、自然開花させます。適切な時期なので、寒冷や湿気から守る以外は遮光テントは不要です。全工程がきちんと進めば、冬前に綺麗に収穫できるでしょう。

光遮断法のメリット

より多くのサイクルが得られるだけでなく、自宅栽培者にはさらにいくつかのメリットがあります:

  • バッズ品質の向上

1回の大量収穫を年2回の小分け収穫にすることで、植物が小さくなり熟成の時間も短縮され、全体的に品質が向上。また、サイクルが短いためカビや害虫の被害も減少します。

  • 収量アップ 

各収穫ごとに規模は小さいですが、年間収量は1回栽培よりも多くなります。

  • 待ち時間が短縮

年1回だけの栽培だと収穫までかなり待つ必要がありますが、このテクニックなら年2回の収穫が可能、つまり在庫切れの心配なし!

5. 適切なライティングサイクルの維持

光遮断テクニックで最も重要なのは、12時間連続した暗闇が必要という点です。つまり、確実に毎回植物を覆う、あるいは日光を遮ることが求められます。夜または朝に追加の暗闇を与える方式でも問題ありません。

Light deprivation: the proper light cycle

適切なライティングサイクルの維持は必須。1日でも忘れるとストレスになります。
  

例えば日中忙しくて仕事帰りに植物を覆う場合、夕方に被せて就寝前に外せばOKです。例として日の出が7時なら、その12時間前、つまり夜7時に覆います。朝型なら日の出前に植物を覆ってもOKです。 

Light deprivation: cover and uncover your plants

夜カバーしても朝カバーしても構いませんが、忘れずに毎日行うことが重要です。
 

例えば日没が夜9時ごろなら、日の出前に覆い、朝9時ごろに外せば、12時間の光と12時間の暗闇が確保でき、これがフォトペリオディック品種に最適なサイクルです。もし「作業が面倒…」という方は、オートフラワー遺伝子を使いましょう。

6. 窓辺での光遮断

光遮断テクニックは全く複雑である必要はありません。中にはグロウテントや専用室のない方もいますが、窓辺で日光を受けているならこのテクニックが簡単に使えます。窓際ならカーテンやブラインドだけでOK。必要な光を当てたらカーテン・ブラインドを閉めるだけで良く、植物の移動すら不要。完全な暗闇さえ確保できれば、求めるライティングサイクルが実現可能です。

7. 光遮断の自動化

光遮断では一貫性が鍵です。毎日欠かさずカバーの掛け外しをしないと、ほとんどの場合“雌雄同体化”してしまいます。とはいえ手動は面倒…そこで自動化が有用です。例えば窓辺なら、タイマー付き電動ブラインドを使い、自動で開閉できます。このアイディアはどんな設置にも応用可能。毎日の開閉作業や設備投資、どちらが自分に合っているか検討しましょう。

8. オートフラワー大麻

オートフラワーであれば、開花は光サイクルに左右されませんので、このテクニックは不要です。オートなら12/12や13/11、18/6、20/4、24/0ライトサイクルでも自由に開花します。逆に日照が足りない場合は、補助灯を使えばより良い結果も期待できます。

ご想像のとおり、この方法は手間がかかるので、自動化ができない場合は大変ですが、今やほとんどのシードバンクでオートフラワー種が手に入ります。光遮断の心配がいらないので、1年中複数回の収穫も狙えます。アウトドア栽培者でオート初挑戦なら、当店のウェディングチーズケーキオートがおすすめ。このストレインは130cmまで育ち、年間を通して優れた収量が期待できます。

9. 光遮断テクニック - FAQ

屋外栽培で光を追加して栄養成長を長引かせられますか?

もちろん可能です!屋外に光を追加しフォトペリオドを延長すれば、栄養成長期間を長引かせ、大きな植物・収穫が可能になります。ただし開花時期が冷え込みすぎないよう十分注意してください。満開期は必ず暖かく晴天・乾燥が続くことが大切です。

カンナビスの開花期間はどれくらい?

完全にストレイン次第です。6週間ほどで開花が終わるものもあれば、倍以上かかるストレインもあります。信頼できるシードバンクなら、開花期間の目安情報が必ず用意されています。

光遮断は他のトレーニング手法と併用すべき?

ぜひ併用してください。ストレストレーニングは収穫量・効力アップに最適。光遮断と組み合わせれば、開花のタイミングまで完全コントロールできるので、各種トレーニングと併用するとさらに収量・品質アップが狙えます。

光遮断と相性の良いトレーニング手法は?

ストレインや栽培スタイルによってさまざまですが、HST(高ストレス法)の場合、開花に切り替える前に実施しないと数日間成長が止まります。光遮断と相性が良いテクニックは、 

  • トッピング - 植物の頂芽をノード上でカットし、2本の太い主枝に分岐させる方法
  • スーパークロッピング - 枝を曲げて将来的に強靭にし、収穫量を増やす手法
  • ScrOG - ネットやスクリーンに主枝を横方向に伸ばし、ライトの当たる範囲を広げて収量や空気循環をアップさせる方法 

10. まとめ

光遮断テクニックは手間がかかりますが、室内栽培より安上がりです。ただし、毎日カバーの開け閉めが必要で、タイミングを逃すと収穫が台無しになるリスクも。その点、オートフラワーならこうした手間もなく、気軽に複数回収穫が可能です。光遮断経験者の方は、ぜひコメント欄で体験談をシェアしてください!

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